端午の節句には、「内飾り」の五月人形と、「外飾り」の鯉のぼりを飾ります。
五月人形にはお子様の健やかな成長を願い、鯉のぼりには立身出世の願いが込められています。
春分3月20日〜5月中旬
一般的には、母方の祖父母が贈るものとされていますが、内孫の誕生を祝って父方の家が購入する場合や、赤ちゃんのお父さんお母さんが購入されることもあります。
五月人形はその男の子のお守りですので、一人に一飾りの人形を揃えてあげるのが基本です。お父様のものを譲ったり、兄弟で兼用するのではなく、一人一飾りでお祝いしましょう。お飾りは小さくても込められた願いは一緒です。
成人を示す儀式である「元服」(15歳)まで飾るのが、一般的です。男の子が無事に成長するのを願って飾るものなので、何歳になっても飾ってお楽しみいただけます。
元服とは、男の子が成人として認められる儀式のことです。昔は男の子がだいたい11歳から16歳の時に、元服をし、成人となりました。そのため、数え年15歳のお正月に、成人した報告と感謝・祈願をしに、氏神神社に行きました。五月人形は15歳まで飾り、元服したら神社に奉納される慣わしがありました。
「端午の節句」とは、男の子が無事、健康に育つことを願ってお祝いする行事のことです。
五月人形や鯉のぼり、菖蒲の花を飾って、ご両家の祖父母を招いたり、またはご家族だけで料理やお酒を楽しみながら男の子の成長を祝います。